独り言その2
「馬鹿親の話」
親ばかじゃなくて、馬鹿親ですよ(笑)。
高校に勤めてたときに、幸いにして僕のクラスにはいなかったんだけど、
「親の言うことは全く聞かないので、是非、学校の方でよろしくお願いします」って言う親。
これが当たり前だと思ったあなた。充分「馬鹿親」の資質があります(笑)。もしかしたら、もう「馬鹿親」??
躾というのは家庭教育が一番大切です。その子の性格や行動などは生まれつきの部分もあることは否めませんが、後天的要素はとても強いものです。
その根幹をなすのが家庭教育。その家庭教育の中で出来なかったことを、更には6年間の小学校、3年間の中学校生活を経ても変えられなかったことが、どうして3年間の高校生活で変えられると思いますか?
僕から見ると、冒頭の親の言葉は「家庭教育の放棄」「親としての愛情の放棄」と見えてしまいます。
こういった親の多くは「過保護・過干渉」あるいは「放任主義をはきちがえた抛ったらかし」という傾向が見られるようです。
極端なケースになると、この二つを繰り返す親も…。繰り返された子供は人格障害を起こしてしまいますね。繰り返さないまでも、どちらも子供の人格を無視しているとしか思えません。
適度な愛情が、子供の心を育むというのは、当たり前のことでしょう。子供を可愛がる「親ばか」については否定はしません。これは親として当然のことだと思うし、少々「親ばか」じゃないといけないんじゃないか、とも思います。
しかし、自分を振り返ってみると「親ばか」にはなっていないようです。自分の子供すら客観視してしまう。これって「職業病」?
僕の周りを見ると、こういう親になる先生というのは多いように思われます。もっと子供と接する時間をとらないとだめですね(苦笑)。PCで遊んでいる場合ではないかも?