独り言その9

アメリカって・・・
 1ヶ月以上も更新してなかったので、取っておきのネタを(笑)
 9月11日の事件は確かに悲しい出来事でした。あの日、チャットで事件についての会話があったんだけど、「アメリカにはそうされるだけの理由がある。アメリカも悪い。」というような趣旨のことを言ったところ、「誰が悪いとか、そういうことを言うのも悲しい。」という意見の人がいました。もちろん、その人の言うこともわかるけれど、この事件に限ったことではなく、原因究明をしない限り本当の解決ははかれないと思います。
 僕から見ると、あれはアメリカに対する報復としての行動ではなかったかと思う。アメリカが言っている証拠は鵜呑みにできないけれど、ビンラディンの指示によるものだとして話すと・・・。
 そもそもタリバン政権が出来たのも、ソ連のアフガン侵攻の時にアメリカが戦争を大きくして、ソ連の撤退とともに、なんの事後処理もせずに撤収したことによるものでしょう。あの時はアメリカもタリバンを利用していたはず。
 それ以外にも、例えばベトナム戦争、朝鮮戦争、湾岸戦争などなど。アメリカが首をつっこまなければ大きくならなかったかも知れない戦争を、大きくしているのはいつもアメリカでしょう。「正義」の名のもとに行動しているけれど、多くの人々を殺戮した責任を取ったことはないですよね。
 なぜ、アメリカが戦争を起こしたいかというのは、ごく簡単な理屈。戦争が起きるとアメリカ経済が潤うから。それと、何故か戦争に行くと大統領の支持率が上がるという、きわめて好戦的な国民とも言えるでしょう。
 細かいことを書いていると、この数十倍の量になってしまうので、上手く伝わらないかも知れないけれど、アメリカがどれだけ世界の平和や秩序を乱しているかに気づかない限り、真の世界平和はおとずれないでしょう。「真の世界平和」自体が夢物語かもしれないけれど・・・。
 僕はアメリカ嫌いなんだけど、もちろん、アメリカの世界的レベルでの功績が大きいのも認めます。でも、自国だけが正しいと思っているうちは、悲劇は繰り返されるでしょう。

2002.1.13

独り言index  前へ 次へ

home