きれいな満月の夜
大天使さまの大きな白い翼に月の光がやさしく照らしています
右の翼にキラキラ輝く金色の羽が1枚
左の翼にキラキラ輝く銀色の羽が1枚
大天使さまが金色の羽と銀色の羽に星くずをパラパラとふりかけると綿毛になりました
その綿毛をふうーっとひといきでまっ白い雲に飛ばしました
すると白い綿菓子のような雲の下からかわいい緑の芽が出てきました
月の光が緑の芽をやさしく照らしました
すると緑の芽はポン、ポンと小さな音を立ててかわいい葉が開きました
ポン、ポンと葉が開くたびに小さなかわいい天使がぴょんと飛び出てきました
金色の羽の綿毛の芽からは男の子
銀色の羽の綿毛の芽からは女の子
白い雲の上は小さな天使たちでいっぱいになりました

小さな天使たちはそれぞれ違った色に輝いてる丸いきれいな光の玉を持っています
赤に黄色、オレンジ・ピンク・ブルー、キラキラ輝く光の玉
天使たちは光の玉をなくさないように体の中にしまいました
天使たちは祈りの森へ行き女神さまのところで命の扉が開くのを待ちます
扉が天使たちの光の玉と同じ色にかわったとき命の扉は開くのです
命の扉が開いたら天使の光の玉は赤ちゃんの姿にかわりました
どこからか一羽のコウノトリが飛んできて、そっと赤ちゃんをゆりがこの中に入れました
命の扉の向こうには光の道が続いています
天使とコウノトリは光の道を通って赤ちゃんをおかあさんのところへ運んでいきました
ぽしぇっと
home